予てより飲み朋I東氏が所有する和竿の修理のご相談を受けていた。
何となく修理方法を思いついたので、着手する事に。


1
まずはこれ、中通し手ばね竿の糸巻き杭3本のうち2本が折れてしまってる。
なんでも中古で買った時からだそう。


2
残存する杭の断片を打ち抜き・・・・


3
ジャンクボックスから拾って来た杭を適宜擦り合わせてから移植。
エポキシで固めたから、強度の心配はいらないね。


4
次は別の竿。
購入してすぐに穂先を折ってしまったそうな。
折れた所も含めて、曲がり癖が気になるねぇ・・・・


5
とりあえずペーパーで馴らし、糸でもって縛ったら、曲がりを矯正。
エポキシを点付けして・・・・


6
ある程度曲がりは取れたので、封筒を切り出してくるりとまるめ、エポキシを塗りたくって固めた。
あ、勿の論太郎で5号ナイロン糸を中通し通路に通してあります。


7
ジャンクボックスから拾って来た先端口金を装着。


8
エポキシが硬化したら、ペーパーで馴らしてスムージング。
太さも強度ギリギリまで細目に・・・・

人工漆を適宜調色して塗るんだが、隠蔽性が低いので封筒の色が・・・・
茶封筒を使うんだったなぁ・・・・


9
ラッカースプレーの黄色と赤を混ぜ合わせて塗ってみたら、いい感じに。
最後に透明人工漆でフィニッシュ♪

どちらの竿も、出番は来シーズンかな。