以前から相談を受けていた、よっちゃん号CB500Fのメーター修理。
秋ヶ瀬ミーティングの折に、よっちゃん持参のメーターを受け取り、持ち帰って修理する事に。


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まずは現状ね。
昨年秋の秩父ミーティングの時に突然スタックしたそうな。
メーターケーブルは無傷で、差し込めば回転もするそうだが指針は動かず。
オーナーのヨッちゃんが修理を試みるも、メーターリングのカシメを外した時点でギブアップ。



当初の見立てでは内部の回転部分のどこかが競ってスタックしてるのかと思ったが、摩擦は無し。


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バランスヘアスプリング(通称ゼンマイ)が怪しいので、トリップカウンターを外し凝視すると・・・


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分り易く折損してたYo!


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手持ちのCB350Fのメーターが同じ構造なので、収まりを確認。



ちなみにスプリング取り付けアームにドラムストッパーが接触し、180km/h以上回らん様になってたYo!
スプリングを復旧する前に、アームを曲げてクリアランスを確保。
だけどアームがどうして曲がったのか?
アームの曲がりとスプリング折損の因果関係は不明。


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つーことで、当該部分を脱脂~スプリング根元の折損部分をエポキシで固めたYo!


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エポキシが固まるまで、暫しコーヒーブレイク♪



スプリングを繋げたので、ちゃんと動いてるね。

ダンパーオイルカップにお約束の漏れた跡があったので、本来ならダンパーオイルを補充してあげたかったんだが、生憎専用シリンジを紛失してしまい叶わず。
これまでの使用で指針の振れは無かったとの事なので、まいっか♪


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復旧に掛かったら、カシメを戻す際にチカラ余ってグンニャリ!
マヂカ! たたた大変だぁ!


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元に戻そうとしたらば、トリップカウンターの軸が折れちゃった!
マヂカ!! たたた大変だぁ!

この後、在庫の中古良品トリップカウンター軸でもって復旧し、事なきを得た。
万が一全損の事態になっても代替部品を在庫してるから、今回の修理を受ける事にしたんだが、年と共にミスが増えるなぁ(トホホ)



最後にトリップカウンターと文字盤、指針を基に戻し、動作テスト。
若干指針の戻りレスポンスが良過ぎる嫌いがあるから、指針の揺れが心配。
やっぱしダンパーオイルを補充したいところかなぁ。

暫く使ってみて、揺れが酷い様なら改めてダンパーオイル補充かな。
それまでに専用シリンジを用意せねば。

つーことで、今回はここまで。
メーターリングのカシメ復旧はオーナーに任せるとしましょう。

つーことで、よっちゃん号CB500FOUR メーター修理でありました。

今回の修理費ですが、以前望外な返礼品を頂いてるので、そいつの鶴の恩返しと思ってください♪