僕はあります。


山形県のブロ友猟師、kuma仙人さんより猪が届く。 
彼の地ではここ数年の暖冬雪不足で、南方から進出して来たイノシシが居付いて爆発的に繁殖しているらしい。
ところが今年は近年稀に見るドカ雪。
路頭に迷った猪達が溢れかえってる(らしいよ)  

今シーズン既に60頭近く仕留めているんだが、解体も保管も間に合わず、雪に埋めてるんですと。 
農業被害抑止の為の駆除として、毎日の様に猪をテッポーで撃ってる(らしいよ) 

kuma仙人さんのブログに、

『ダブついてるんなら、丸まんま(皮剥ぎ~解体は経験あるので)買いたいです』

と書き込んだところ、冷凍イノシシを輸送する手段が無いとの事。
取りに来るんなら格安で出しますよと・・・・  

成る程、調べてみると、クール宅急便は上限25㎏だし、他の手段は皆無。 
チャーター便しか選択肢が無いんだな。  
飲み朋皆さんにLINEで事の次第を説明したら、Osamu氏が手を挙げてくれた。 
山形県方面へ用事を作り、猪を受け取って帰って来るミッションが成立。 
僕のリクエストは60㎏以下の雌で、内臓を出してある物っす♪

CAUTION!!

見る人によってはショッキングな画像がありますので、気の弱い人は見ない方が無難であります。

CAUTION!!




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運び込まれた猪。
48㎏の雌で、内臓は彼の地で抜いてくれてあります。
鮮度が命なので、早速吊るして皮を剥ぎます。



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前日にこさえた解体ハンガーにてチェーンブロックで吊るします。
あわよくば皮剥き~四肢と頭を切り取る所まで今夜中に済ませたいですが、僕が二度目、Osamu氏がは初体験なので、難航が予想され・・・・



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皮剥き開始。




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助っ人は磯ゴキブリ婦人っす。
どんどん剥いて・・・・




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お尻のお肉をチョッチュル焼いて試食♪
ヤバイまいう~!




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助っ人2号は磯ゴキブリJrひろ君、どんどん剥きます。




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顎の辺りまで剥いたら、頸椎から分離。



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前足を外します。



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続いて後ろ足を外し・・・・
八木家親子も見物に来ました♪


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お肉の素完成。


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ここからは作業台の上で解体していきます。
ロースを取る頃になると、お肉に見えてきますのー♪




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フィレを取って・・・・

下半身を分離したら・・・・



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足先を外して・・・・




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顎の周りからカシラを取って


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タンとタンモトを抜いた所まででこの夜は終了。
隅々まで無駄なくお肉を取り、命を頂きます。

目標の二時間で搬入~皮剥きまで終了、四肢と頭を外して冷蔵庫に入る大きさに出来ました。
ここまでの手間をかける事により、クール宅急便での輸送が可能になります。
(衛生上の観点から、皮を剥いてからでないと解体出来んのです)
苦労して山から降ろし、解体する手間をお肉の値段に添加すると、一般的なジビエ肉の値段になる訳です。

良いのを授けてくれた山形のkuma仙人さん並びにお仲間の猟師さんにペコリ。

つーことでこの後、磯ゴキブリ氏の大型冷凍庫とウチのフリーザーにて保管し、猪パーリィに備えます。