2022年09月

                        山歩きの事とかいろいろです。

ヌルリンボーいろいろ

御山に通い始めてからこっち、ヌメリササタケ・ツバアブラシメジ・アブラシメジモドキについての同定に疑問を持ち続けていた。


9
13
① 比較的的軸がナヨッとしていて、濃い茶色の笠に条線があり、これが渇くと皺状になる。
綺麗なブルーの軸下部にはうっすらとひび割れ模様が生じる。
軸下端は尖り気味。
これを当初ヌメリササタケだと思ってた。


14
11
numeri3
② ①によく似ているが全体にガッシリして、笠は茶色から灰色まで変位があり、条線は無い。
青味を帯びた軸下部には顕著なひび割れ模様が生じる。軸下端は平ら。
これを①の変異幅の範疇と思ってた。


23
③ 笠が茶色で軸が白く、軸上部にはフウセンタケ科の特徴である蜘蛛の巣状膜がある。
成長すると大型は軸下部にひび割れ模様を呈する。
軸は②に比べ柔らかい。
これをツバアブラシメジと呼んでいた。

④ もう一つ、自分で採取した事はないんだが、秋田県在住の親戚が平地の松林で採取したという、③によく似たヤツがあった。
③よりも幾分青味がかっており、軸は③よりさらに柔らかく、食べても歯触りは無いに等しい。
これをアブラシメジモドキと呼ぶことにした。

22
⑤ 形態は②と同じだが、青味が全く無く、黄色味が強めで軸のひび割れ模様が茶色を帯びてるヤツはマムシフウセンタケで間違い無いところ。

で、④を知ったおかげで③をツバアブラシメジと呼ぶ事にしたんだ。
そして①をアブラシメジと呼び、②をヌメリササタケと呼ぶ事に。

最近になり、アブラシメジモドキにはいくつかの種類があり、将来的により細分化されるらしい事が分かった。

①をアブラシメジと呼ぶ事にはかなりな抵抗があったが、今後は下記の如く呼ぶ事にする。

①ヌメリササタケ

②ツバアブラシメジ

③④アブラシメジモドキ

⑤マムシフウセンタケ

恐らくこれで間違いない(らしいよ)


他にもキシメジやシモコシにはそれぞれよく似た亜種があるらしかったり、亜種と変異幅が多岐にわたるきのこの面白いところかな。



そうそう、こないだ数年振りに採ったマッチャン、繋がってる樹種がモミかシラビソか判然としないんだけどね。
去年、極近い場所でI東氏が採ったマッチャンをすき焼きで食ったら凄くウマかった。

しかしながら今回僕が採ったヤツをすき焼きにしたらば、ケミカル臭が強かった。
遠い昔に食ったオオモミタケのあのフレーバーと同じ。

このフレーバーが『ツガマツタケ』と呼ばれる亜種に人気が無い所以だと思う。
コメツガ・シラビソ・モミ?に生えるマッチャンにはハズレがあるんだよね。

今シーズンもう一辺ぐらいすき焼き検証したいな♪




江戸政閉店悲喜交々

昨日の記事の最後の方に、少し追記しました。



9月20日を以て閉店した東日本橋名店江戸政
僕はこの話が出てから操業97年の老舗だという事を知った。
てっきり現店主が創業したのだと思ってた。



江戸政
9月21日時点でのグーグルマップの口コミ欄を貼っておく。
これ以前にも口コミは多数あり、意外にも大将は個々の口コミに対して丁寧な返信を入れてたんだな。

僕的にはタタキ(生)をどうこう言うつもりは更々ないが、SNS上では格好のおかずになってしまったのは間違いない。
生だろうがボイルしようが食中毒を100%防ぐ事は無理なんで、大将が法を犯したとは思えない。

たった一日二日で早まった事をしたよなぁ。
客を愛するなら、生の提供だけをやめれば良かったものを・・・・

文面から察するに、江戸政としてのけじめを付けはしたが、充電期間を置いて別な形で復活するのではと思える節もある。
是非もう一度あの素晴らしい焼き鳥を食いたいもんだな。


決死の試食会inこたな木

日曜日のきのこ採り遠征の翌月曜日に、改めて呑み朋I東氏をお誘いしてこたな木へ。


4
クリフウセンタケとタマゴタケのホイル焼き。
これらのきのこはホイル焼きのためにあるのだと断言するのです。



幸福感満点の御開帳♪
金曜日の遠征にてI東氏の好物タマゴタケの良いのが採れましてね、これを冷蔵庫野菜室で保管する事で親指大だったものが15センチにまで成長。
満を持しての登用っす♪


5
デケェクロカワの網焼きうんとヨクヤキ。
デケェくて肉厚で虫も入ってない、絶品であります。
その大きさを自慢したいがため、I東氏到着まで調理を待ってもらったりして♪


7
続いてデケェクロカワバターソテー。
皆さん、クロカワの歯触りがジャキジャキって、想像できましょうや?
コウタケもかくやと思わせる風味、これからフレッシュでデケェのが採れたら定番っすね!


6
で、ホイル焼きの残り汁に醤油を塩梅ェ。



ふひひ♪


9
至高のバターライスがここにある。
もうね、筆舌に尽くし難くシャスデリ♪

敬愛するCroquettePunchアニキの表現をお借りするならば、美味ち美味ちい〜♡
となるのです(ワハハー)

なんてことをやりながら、秋の夜長に次の遠征に思いを馳せるのでありました。

股飲りましょう。


三河屋で一献

昨日あたりからお散歩コースで金木犀が微かに香り出した。
今朝は一段と濃く香ってる。
最初のニ三日は鼻をくすぐるいい香りなんだけど・・・・
暫く我慢の日々だなぁ・・・・

■ ■

過日の三河屋。

36
季節メニューの松茸どびんむしが始まりましたね。


37
でも注文するのはメンチカツなんだな。
土瓶蒸しはね、やっぱし自分で採って来たマッチャンでやりたいのです。


38
ソースをプリタツとお見舞い。


40
幸福感満点のMRI画像であります。
やっぱしさ、三河屋洋食屋説♪

で、きのこ採り遠征から帰った25日日曜日。
山をハシゴしたり帰りの高速で事故渋滞に遭ったりして、帰宅が遅くなったのです。
いつもなら飲み朋皆さんを招いて決死の試食会を催すんですが、この日は一人で三河屋へ。


41
お土産にクロカワを進呈したらば、お礼に土瓶蒸し頂いてしまいました。
諸事情あるところですが、有り難く享受致しました。


42
で、フィニッシュはカニクリームコロッケ。


43
勿の論太郎でソースダバダ♪
三河屋洋食屋説を唱えたのは私が最初ですから(ワハハー)

股寄らしてもらいます。


第十回きのこ採り遠征 @御山~第二宝の山候補

750ライダー逝く。
ナナハンロック、好きだったなぁ・・・・
荻窪の93商会あたり、所蔵してるのかな、もう一度読みたいなぁ・・・・

■ ■

第十回遠征は前日土曜日が台風15号の影響による風雨が強いとの予報だったので断念、日曜日に出直し。
どちらへ廻るか迷ったが、御山下の方にした。


1
5時半の気温は14度、林道を入って行くが暗くてきのこは殆ど見えず、奥の広場手前のヌルリンボーポイントは空振り。
尾根を少し登ったところでヤケに足の長いアブラシメジ。


2
更に登るとショウゲンジ。
数年前にI東氏と登ったあの良さげなポイントを目指し、尾根を登る。
しかしこのエリアはきのこが少ないねぇ。


3
数年前の台風19号による風倒木は尾根で酷く、喘ぎながら登り、躓いて転んだ目線の先に、ジャンボなクロカワ♪
こういうのがあるからやめられんね!
しかしきのこは本当に少なく、単性ばかり

4
気の早いチャナメツムタケ。


5
6
一抱えも二抱えもある大木が折り重なって倒れていると、乗り越えるにも大変だ。


7
たまにポツンと生えてる奴を拾って・・・・


8
コイツはどこへ行っても元気だ。


9
やっとの事で目的のポイントへ到達し、ハナイグチ。


10
オニナラタケ。


11
頃合いのハナイグチ。
しかし予想外にきのこが薄い。

12
クロカワはこれ一個でガックシ。


13
オオキノボリイグチはわりと美味しいんだが、育ち過ぎてるので撮るだけ。

予想の一割も採れないのでガッカリ。
もう少し上がれば先々週みっけた某所直下のポイントだが、目の前に立ちはだかる急斜面にメゲて、降下開始。

14
暫く下がるとヌメリササタケの良いの。


15
ポツンとキンダケ。
だが全くと言っていい程きのこが無い

16
途中で林道に出た。
下の広場にある立て看板に記載がある、某所への道なんだろう。
前回も見た気がする。


ダラダラと下って下の林道まで下りたが、ずっと続く、ほぼコメツガ純林の森はどこへ行ってもダメだなぁ・・・・

クルマに戻り、上のエリアも考えたが、マイルートへ向かう事に。


17
クルマで下る途中、いつも気になっていたミヤママタタビと思しきヤツを調査。


18
果実を見ると、ミヤママタタビ<では無いな。
試しに齧ってみたら、サルナシだった。
しかし甘みは極少なく、サイズも小さくて大ハズレ(ワハハー)
こんなサルナシもあるんだねぇ。
まぁあれだ、大変珍しい斑入りサリウナシっつーことで、記憶にとどめておこう。

ずずっと下りて、マイルートの下のヤマドリクロカワ畑へ。


19
突入すると程無くヌルリンボーの良いの♪


20
一昨日のマッチャンのシロを覗くも無しで、右のハナイグチ畑へ行くと、クロカワの良いヤツ♪


21
すぐそばにもっといいのが♪


22
23
くぅ~、イイねぇ。

中1日でどうかと思ったが、ハナイグチをそこそこ拾う事が出来た。
I東さんやOsamu氏がいれば、もっと捗(はか)行くんだけどねぇ。


24
上側の畑のマッチャンのシロはお留守で、沢沿いに行くとクリフウセンタケ。


25
粗方上がってから下って来ると、3連ヌルリンボー♪
こちらでもハナイグチに期待したが、無かった。


26
今日も霧雨模様なので、ランチは車内。
いつもの自家製糠漬けとナラタケ&クロカワの佃煮ウマし。


で、当初の予定通り、某山へ・・・・


28
雑きのこがちょっとだけの他に、アカヤマドリのバクサレが。
こんなのがまだあるという事は時期尚早。
あと2週間かなぁ・・・・


29
おびただしい数の毬栗が落ちてたが、こちらは風が吹いたのかな。
コナラの山も好きなんだよね。
コウタケ・ホンシメジがあれば最高だが、ダルマ・サクラシメジぐらいはと思えど、自然が相手だから難しいわな。


30
そのまま林道を進んで帰る途中、脱輪カップルに遭遇。
普通の側溝なら3人いれば持ち上げる事も可能なので試してみたが、悪い事に前輪が落ちた所が落ち込んでおり力が入らぬので諦めた。
ケータイの電波は繋がるらしいので、失礼した。
林道のほぼ中間点、レスキューが来るのには相当待たされるよなぁ・・・・
昼時なのに、ランチは抜きだ。 可哀そうに・・・・

最近のクルマ、特にハイブリッド車はモーターや電池を積んでるので車重が異様に重い。
このぐらいの普通車なら、昔は1t無かったと思うが、今じゃとんでもない重さだ。

帰りの中央道は結構な渋滞で、歩いた距離やら時間で内腿がつるのが心配だったので、一昨日に続きこの日も芍薬甘草湯を服用したら、帰宅後もつる事無く過ごせた。
これからは常備だな。

但し服用直後は筋肉が弛緩するせいか、脚に力が入らぬ。
つるよりはマシかな。


本日の収穫

クロカワ 袋1
ハナイグチ 袋1 
ヌルリンボー 少々
ナラタケ少々 
キンダケ  少々
クロラッパタケ 少々
クリフウセンタケ 少々
チャナメツムタケ 少々
ショウゲンジ 3

全然カッタルイナぁ・・・・


記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

最新コメント
メッセージ

名前
メール
本文
読者登録
LINE読者登録QRコード
アーカイブ
  • ライブドアブログ