先日来、暇を見つけては少しづつ進めている、突き鍬造り。

まず初めに軽量化を見据えてオールチタン製刃物を製作。

10月に山から採って来た竹、数本採った青竹の中に枯れた竹もあり、
これを今季使うためにプロトタイプとして製作(生の竹は乾燥期間が必要故)


火入れで竹の油を出しつつ張りを強め、溜めで曲がりを取ったら節を抜き、強度を出すために、竹内部にウレタンフォーム充填の段取り・・・・

その昔流行った、たくみ技研のスーパーウレタンキット(フレーム補強専用)が硬くて好都合だったんだが、
残念ながら廃盤。






1
最初に仕入れた硬質ウレタンフォームは30倍膨張タイプ。
一般的な2液タイプで、これを試しに撹拌してみると、完全硬化してもメロンパン並みで硬度が足りず、NG。

ちなみに撹拌回数を減らしてもダメだった。






2
次に仕入れたヤツはやはり2液の10倍タイプ。
コイツはかなりの硬度が出て、昔のスーパーウレタンキット並みにカチンコチンだ。






3
充填。






4
ウレタン充填時に、刃物との接続部にはφ25×1.0のドライカーボンパイプを一節分埋設した。
これで強度的には充分かな。

表面には漆を塗りたいところだが、漆は本物も偽物も高価なので、今回は油性ニスを2度刷り込んだ。






5
完成。
左はこれまで愛用してたもので、右が新作。

腕が鳴るぜ!!