あぁめんどくさい・・・・

いい陽気だけど、暗く暗ぁ~くBENENDAエンジン修復の続き。






1
まずはシリンダーに4番ピストンだけを挿入し、バルブリセス部分に油粘土を。




そこからヘッドを乗せ、カムシャフト・カムスプロケ・カムチェーンを掛け、テンショナーを効かせ、ロッカー付きヘッドカバーを規定トルクで搭載・・・・






5
リセスチェックのついでにバルタイも計ってしまう。 まずはIN側。
タペクリは0.1ミリ、1ミリリフト時で読んで行く。

画像は吸気閉じ際1ミリリフト時で、ABDC31度。










6
排気側も同様に計測。
こちらも閉じ際1ミリリフト時で、丁度TDCに来てる。






3
グラフにすると、こんな感じ。
デュレイション的にはCBと同じ事が分かった(リフト量は資料不足で比較出来ず)

てな訳で、バルタイは5度早い状態だった。
予想ではもっと派手にズレてると踏んでたんだが・・・・






2
ちなみにこの画像は去年の夏に撮影した時のもの。
5°35°の対称デュレイションはヨンフォアと一緒。
この場合、上死点ではin・exのカム山が左右対称に位置すると記憶している。
しかしこの写真では微妙にタイミングが進んで見えるね。


今日の計測で同じ構図の写真を撮れば良かったんだが、余りのめんどくささに忘れてしまった。

なんでかっつーとね、カムシャフトにカムチェーンを掛ける際、通常はテンショナーを緩めた状態でロックする事で容易に組み立てが出来る構造になっている。
ところがベ○リのテンショナーは調整機構もロック機構も備わっていない、地獄のエンヂニヤリングなんだな。

ヘッドのカムチェーントンネルを削ったり、カムスプロケの逃げ穴を拡大したりして、やっとこさ組み込むのに4時間を要した。
計測は30分・・・・

超めんどくさい・・・・


まぁあれだ、上の写真はカムチェーンが一コマ掛け間違ってる疑いが拭いきれんねぇ。
ま、本組みの時にきちんとバルタイセットすればいい話だけどね。

あ、やっぱしカムスプロケの3つ穴はバーニヤ機構っぽいね。
コイツで5度の修正が出来れば楽なんだけどね・・・・






4
で、本題のバルブリセッションチェック。
チョッチュル気に入らん所もあるんだが、公道ユースなら問題ないだろうっつー事で、リセスの更なる掘削は回避で決着。

但しショルダーは0.9切削だなぁ・・・・


あぁめんどくさい!