昨日は都内でも雪が降ったね。
普通なら郊外へ出る程雪が深くなるもんだが、外回りをしてみたら、千葉県ではまったく降らなかった(らしいよ)
こんな事もあるんだねぇ。

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1月17日(日)はBENENDAエンジンOHの続きをやった。






1
取り外したinバルブ。
オイル下がりを起こしていたので、総じてウエット。
バルブシートとの当たりは内側に偏ってる・・・・
当たり幅は少々狭いめだが、当たり自体は良好。

あぁめんどくさい・・・・






2
リテーナは削り出しで、見た目はいいが、インナースプリングが収まる座面に軽いスカッフが見られた。
ホンダなどの鍛造品の方が硬質かもね。

あぁめんどくさい・・・・






3
固着したカーボンを除去。
この作業は30年ほど前に六発号でやって以来かな。

ちなみにホンの少しだけウエストバルブになってた♪

あぁめんどくさい・・・・






4
1・2番シリンダー。
水分の結露による錆染みが見られる。
指で擦っても段差は感じられぬが、プロの見解によれば、確実にオイルは上るだろうとの事。

あぁめんどくさい・・・・






5
3・4番も大同小異のコンディション。
あぁめんどくさい・・・・






6
燃焼室。
プラグの脇に凹みが設けられている・・・・
何故だろう・・・・

バルブシートの当たりは内側一杯に追い込まれている。
一度開けられた形跡があるエンジンだが、シートカットされているのか、ラインオフの仕様なのかは不明。
バルブの傘径が勿体なく思えてしまう・・・・
シートカットし直すか、迷うなぁ・・・・

シートリングとポートの段差はリューターによる手作業で平滑に慣らされている。
確か昔の空冷GPZ400がそうだったと記憶している。

あぁめんどくさい・・・・






9
ちなみにインテークマニホールドとポートん段差はこの体たらく・・・・

あぁめんどくさい・・・・






7
タコ棒を使って、地味にすり合わせ。
バルブシート・バルブフェイス共に虫食いなどは無く、当たり面のコンディションは至極良好。
軽いすり合わせで密閉は確保された。

あぁめんどくさい・・・・






8
燃焼室に油を注ぎ込み、容積を測定。


燃焼室容積  13cc
ガスケット容積 2.46cc
気筒容積   124.62cc

ピストントップの容積は次回測定になるが、CBエンジンもこのエンジンもピストントップはフラットなので、燃焼室容積はバルブリセス分大きくなる。

それを置いといて、とりあえず圧縮比を算出してみると・・・・

(124.62+13+2.46)÷(13+2.46)=9.06:1 と出た。

きちんとピストンヘッド分の容積を算入すれば実際の圧縮比になり、より低くなる。
手持ちの資料によればこのエンジンの圧縮比は10.2:1との事だが、少々残念な結果。

今回はここまで。

あぁめんどくさい・・・・