ナタリー・コールが無くなったそうだ。
65歳との事だが、惜しいねぇ。
父親のナットキング・コールのレコードが昔ウチにあってね、良く耳に入って来た。
TVのしゃぼん玉ホリデーのエンディングのギターの影響もあり、スターダストが一番好きかな。
中学~高校の頃にナタリーの曲が流行って、90年代だったかなぁ、父親の名曲アンフォゲッタボーの当時音源をリメイクして親子デュエットしたのには驚いた。
あれはいいデュエットだった。
ご冥福をお祈りします。
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12月27日の天皇誕生日、こたな木ご常連の小物沖釣り師F島氏が昨年度最終便のボート釣りにて深場の鯊を100匹ほど釣って来たという情報がこたな木から入った。
28日
翌28日夕刻には福政ご常連の磯ゴキブリ氏をお誘いして、鯊の天婦羅で御相伴にあずかった。
その帰りにね、100匹の鯊を譲り受けたので、思案に暮れたんだな。
と言うのはこたな木はこの日が年内最終営業日、翌日は貸切だったりお節料理なんかで、100匹の鯊を始末してる暇が無いってわけ。
厄介な事に、F島氏が釣って来た鯊がこたな木に届いた時点で既に死んでおり、冷蔵保存てはあったんだが、小魚故足が早く、死後硬直はとうに過ぎ、軟化し始めていたのね。
翌朝になり大鍋で甘露煮を作り始めたら、何と台所の排水管が外れて排水がダダ漏れのアクシデント。
漏水応急処置と甘露煮を同時進行してたら、手順をミスって、鯊がバラバラに砕けてしまった・・・・
ふぅ~、参ったね。
そんなこんなで出来上がったどっさりの甘露煮はF島氏やら他の方へお裾分けに回し、一件落着。
恐らく僕が引き取らねば廃棄の憂き目に遭ったであろう100匹の鯊達、どうにか成仏させる事が出来、よござんした。
F島氏にはその辺の経緯をご理解いただける様、後々お話しするとしよう。
29日は飲み朋の皆さんと若大将で一杯やりーの、30日は田舎の秋田から届いていた鶏にてゆっくりと宅打ち予定だったんだが・・・・
30日
それも42センチのビッグサイズ。
とりあえず鶏かやきとカレイの煮付けを同時進行で進め・・・・
コイツを高清水で合わせればね、至高の晩勺だ。
今でこそ比内地鶏のきりたんぽ鍋が有名だが、実際に古くから食べられていたのは農家の庭で飼われていた鶏、それもヒネた親鳥で作るかやきが王道。
昔の鶏はかやきにすると、黄色い脂が一杯出てね、そりゃぁウマかったんだな。
そういうクラッシックスタイルのヤツには及ばぬが、それでもツボを押さえて作ればも充分に美味しいし、そんじょそこいらのお店で食うきりたんぽ鍋とは別物のウマさだ。
鶏かやきを美味しく食べるコツ、それは親鳥を用いる事。
ガラでダシを取るのは勿論だが、首の肉と骨を叩いてつくね団子にする事で、ダシが更にウマくなるんだな。
具は鶏肉・鳥モツ・ねぎ・しらたき・ギンダケ(無ければ舞茸)・笹がきごぼう・芹・豆腐・だまこもち。
味付けは日本酒と醤油のみ。
これを極浅いアルマイト鍋で作るのが王道。
ま、ギンダケの代わりに舞茸だったり、だまこもちの代わりにきりたんぽだったり、アルマイト鍋でなくすき焼き鍋だったりするけどね。
あぁ、大好物の鶏かやきの事になると、タイピングが止まらん!(ワハハー)
で、余りの美味しさに超満腹まで食ってしまうのが恒例。
そして翌朝、煮詰まった鶏かやきにきりたんぽを追加投入して食う朝飯、これがまた乙なんでありました♪
31日
チャチャッと脇役おかずを足し、三冷ホッピーでもって、ナンチャッテ大衆酒場風宅打ちっす(フフッ♪)
一昼夜冷蔵庫で寝かせたからね、おつゆが染み込んで最高のウマさになってるって寸法♪
そもそもマコガレイの身は味が濃ゆいのでね、煮付けは鉄板合うねぇ。
あ、ちなみに御刺身もこさえたんだが、余りのウマさに撮影忘れ(ワハハー)
F島氏、スペシャルサンクス!
本当は鯊の天婦羅をこさえて鯊天蕎麦の予定だったんだが、まぁあれだ、そいつは来年のお楽しみっつー事で(ワハハー)
大晦日の晩は格闘技をTV観戦し、更にBSでやってた映画ベン・ハーを観て、撃沈・・・・
元日
鯊焼き干しはダシが出るのに時間が掛かるし、お椀一杯に一匹ぐらいの割合でリッチに使わぬとならぬので大変なんだが、これはね、釣り人特権的ウマさなんだな。
自分でついた餅も入ってるしね、ウマさ倍増で、朝から三杯もおかわりしちゃった(ワハハー)
あぁ、正月は食って飲んでウ●コ製造機だなぁ(ワハハー)
で、元旦の夕餉はお節。
僕的定番お節。
なます、酢だこ、かまぼこ、鰰鮨、鯊の甘露煮,、鯊の真子の塩辛でもってね、燗酒は高清水。
おかわりは冷やしでふなぐち生原酒。
いやはや、贅沢贅沢。
鯊のみりん干しが乗っかってるのは本邦初公開、平成28年仕様今季主力器であるところの、銅壷。
これまでの銅壺は容量が大きく、洗面器一杯程もの湯が必要だったんだな。
今回のコイツは燃焼室は少しだけ小振りだが、ちょっとした酒肴をあぶったり餅を焼いたりするのには充分。
チロリが入る酒燗器部分は小じんまりと絞られスマートに収まってるね。
こうやってね、去年歩いた山のきのこやヤマブドウ、穴から引きずり出したデケェ鯊のグリグリとした引きとかね。
そういう痛快な場面を思い出し、ニヤニヤやるのが至福。
質素だけど、僕的にはこれで充分なんであります♪