12月も半ばになると、さすがに季節風が強くなってくる。
いつものポイントは北風をモロに受け、鯊の穴釣りをやるには厳しいコンディションとなる。
そんなわけで、12月19日(土)は新規ポイントを開拓してみた。






1
小潮回り、現地着は7時前。





2
すっかり雪化粧した御山がくっきりと見えていた。

予想した通り、ベタ凪塩梅ェ。
普通に季節風なら北東風なんだが、頬に感じる風は西から吹いている。
地形的なものかな。







3
そそくさと仕掛けを結び開始すると、チチブのチーさんやらシマハゼのシーさんが連発。

このポイントは敷石が1~1.5mと大きく、石の隙間も大きい。
真鯊が好むのはもっとずっと狭くて暗い穴なんだな。

てなわけで、30分弱で終了。
一応敷石エリアの端まで歩いて行き調査したが、イマイチ有望とは言い難い状況だった。
駐車場や売店、トイレも至近という好条件なんだが、穴に鯊が居ないとねぇ・・・・





4
次に廻った場所へは8時40分頃に到着。

先程のポイントに比べ敷石の大きさは程良いが、牡蠣殻で石の隙間が埋まっており、深い穴は少ない。
これでは穴釣りになりそうもないので、調査方々歩いて良い場所を探す事に。

暫く歩くと、釣り人が一人、ブッ込みをやっている。
穴釣りの塩梅ェを聞くと、結構釣れるとの話。
見れば先程のポイントよりもいくらか良さげな穴が散見される。
せっかくなので、ダメ元で試し釣りする事に。




5
開始早々チーさんの猛攻に遭い・・・・






6
30分ほど粘って、やっとの本命。
ちっせぇけど、真鯊。


この直後、根掛かりで高切れした際に、誤って中通し糸が抜けてしまい、使い慣れた主力竿が万事休す。
予備竿にチェンジ。






7
その後も丹念に誘い続けていると、15.5センチを追釣。
粋な冬鯊竹尺を持ち出すまでも無いんだが、まぁあれだ♪(ワハハー)


その後同じ穴で4匹引きずり出すと言う、ちょっとしたフィーバーもあって、望外に楽しめた。
このポイント、有望だワ!







8
本日の釣果は16センチを頭に6匹。

毎年12月半ばを過ぎると、なぜか大物が釣れなくなる。
大型は一足先に深場へ落ちるんだろうか・・・・
やっぱしあの18センチ超級の重い引きが恋しいなぁ。

てなわけで、11時終了。


■ ■

追記

帰ってからいつもの如く鯊の腹を裂いたところ、先々週までに比して卵巣が大分大きくなっていた。
15センチに満たない小物でも、これまでの大物よりも大きな卵巣を持っていた。
持ちの論太郎で塩辛にした。

聞くところによれば、深場に落ちた桁鯊の腹は真子でパンパンになるらしい。
いつかそんな鯊に出逢いたいもんだね。