誰が言ったか知らないが、10月10日はきのこの日。
昔からそういう事になってる。
しかし実際は僕の活動するフィールドではきのこの発生はとうにピークを過ぎ、かき集める様にしないと採れないんだな。

それでもその年により、良いのが採れる事もあるからね、宝の山からぐると廻って来た。






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目的のコウタケ・ホンシメジを求め、サンデー毎日の爺様達が歩けぬ様な急峻な斜面を歩く。
若い頃はカモシカの様に歩いたもんだが、体力・感覚の萎えた今は恐怖感ぶりばり。
いつまでこんなところを歩けるんだろう・・・・






2
結果、きのこはゼロ。
まぁこれは想定内。
今日は今シーズン楽しませてもらった山々に挨拶がてらつーことでね。

枝先にしがみ付いてるのはクルミ。
ここでクルミを袋1収穫。






3
4
それにしても、去年からイノシシの掘り返した跡が目に付く様になったなぁ。
ミミズでも食ってるんだろうか。
沢山落ちてるドングリには目もくれてない様なのが不思議。

渋い樫のドングリでなく、コナラのドングリだから、どちらかというとウマい部類の筈なんだが・・・・
コイツ等が僕の大事なコウタケのシロを掘り返すのには困りもの。




宝の山を後にして、御山へ。






5
上の若モミ林でホンシメジのシロを見て回るが、やはり今年は終わった様だ。
晩生のクロカワを摘んで・・・・






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湿気の残るこんな隙間にはチャナメツムタケ。

本日のきのこの収穫はこれだけ。
もっと足を伸ばせばクリタケ・ムキタケ・ヌメスギモドなんかも狙えるんだが、イマイチ食指が動かない・・・・

今日の本命は別なのサ♪






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おにぎり朝食。

普通この時期なら気温がグッと下がり、指先が冷たくなりながら歩くんだが、今年はそんな思いもしないまま終わろうとしている・・・・





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モミの紅葉。
ここへきのこ採りに来た最初の頃はね、ここのモミの木の高さは2mに満たなかった。
その頃はアカモミタケやらタマゴタケが毎年爆発して、そりゃぁもう大騒ぎだった。





さ~て、本命採りに行きますか!






9
ヤマブドウ鈴生りは残念ピンボケ。
山ぶどうに限らず、道のすぐ横に生えてるヤツってーのは大概気の早い先行者に採られちゃってるのが常。
残ってたとしても、手の届かぬ高いところにしか無いんだが、この日はツイてたねぇ。

手の届くところにワンサカ生ってて、ウハウハもうドーニモトマラナイモード突入♪(ワハハー)






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キャッチアンドストマック♪
これこれ、これが山の醍醐味だ。





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つまみ食いしながら伸縮棒付き網を使って、まずまずの収穫。
焼酎漬け山葡萄酒が2Lは出来るかな♪




その後、南麓のハタケシメジのポイントへ廻ると、第一ポイントは去年に続きゼロ、第二ポイントは・・・・






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また猪の野郎にヤラレテた。
大事な優良ポイントだったが、二年連続で跡形も無しじゃ、終わりだなぁ・・・・






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第三ポイントは少しばかり生えてたが、皆ザンネンハタケシメジでバクサレ。

ふ~、今年もハタケシメジが食えんと思うと、寂しいねぇ。



その後、気を取り直してnoriさんのテリトリーへ廻り、本腰を入れて山ぶどうを収穫。






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なんだかんだで腰籠一杯になり、大満足で終了。

いや~、こんなに採ったのは何年振りだろう。
最後にどっさり採ったのは2005年、故五十郎氏と一緒に御坂峠で採りまくって以来かな。


うん、来年からはヤマブドウで〆るつーのも悪くないね。
あっでも山の果実は裏年もあるからなぁ・・・・
なんて、鬼も笑う様な、獲らぬ狸のなんとやら(ワハハー)

てなわけで、今年も楽しく遊ばせてもらった山の神様に感謝しつつ、籠を置こう(ペコリ)