まずはヘッドを剥ぐって見ると、若干オイルっ気で湿っぽいが、燃焼室のダメージは無い様子でひと安心。
続いて上死点を出して、ピストンヘッドの様子を・・・
ウゲッ!! ピストンに穴が!!
シリンダーまで外し、ピストンを摘出してみると、穴から伸びたクラックがピン穴まで達してた。
合掌・・・・
これは排気側スカート。
軽い (くもないか) 抱き付き痕。
同じく級気側スカート。
結構派手に抱き付いてるね。
じつは去年の秋に最高速トライ中に3度程焼き付きっぽい症状が出たんだが、全開~失速~蘇生と言った症状で、判然としなかった。
耐久性が売りのカブエンジンだからね、なまじっか頑張ってくれちゃったもんだから、初めて接する僕は状態を正確に把握する事が出来なかったんだな。
思い起こせばその最高速トライ以降、心なしか動力性能が鈍った感はあった。
そしてモテギで走らせる直前、マフラーからは多めの白煙が出てたんだな。
恐らくあの時既にピストンにクラックが入っていたものと想像できる。
モテギのフルコースを全開走行した時にブローしなかったのは不幸中の幸いか・・・・
で、先日の全開走行で、クラックの入ったピストンが割れ、とどめを刺したんだと思う。
高回転でのピストン抱き付きで無理な力が掛かり、割れたんだと想像するんだが、吸排気系もノーマルでこうなるって、どうなんだろう・・・・
なんならピストンはSTDサイズなので、シリンダーとのクリアランス過少って事は無い。
ちなみにオイルは純正G2。
ボアアップを予定してたんだが、抱き付きの原因が分からぬと、二の足踏んじゃうなぁ・・・・
MoWPCでも施して、モチュール300Vでも使うかなぁ・・・・
オイル入っているノーマルエンジンで焼付くのは不思議っすね。
オイルポンプ オリフィスの詰まりとかかな~?
sus304hl
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