藤圭子が亡くなった。
新宿の女も圭子の夢は夜開くも、好きだったなぁ。
どこか影のある感じが滲み出た雰囲気と、あの声がね、絶妙にマッチして、彼女にしか出せないオンリーワンの味だった。
デビュー直後の大ヒット連発、その後の人生も影のある感じだったね。
引退後の復帰の頃、AMニッポン放送の 『今仁哲夫の歌謡パレードニッポン』 にゲスト出演し、哲っちゃんに、復帰の事を生放送で皮肉っぽくチクチク言われ、『ひどい!』 なんつってマジ泣きしていた事が思い出される。
復帰後はヒット曲は出なかったかな。
才能は桁外れだったのに、誠に惜しいと思ったのは僕だけではあるまい。
同じ頃活躍した 『ちあきなおみ』 と共に、僕の中では綺羅星の如き存在なんだな。
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今年最後の手長蝦釣りを午前中に終えた8月24日(土)。
この日は15時から納涼ツーリングの予定が入っていたので、朝飯は9時と遅めに摂っていた。
しかし時間調整がもどかしく、自宅で缶ビールを飲りだした。
集合時間にはまだまだ余裕の裕ちゃんだと思っていたら、一時間勘違いしており、慌てて駅まで急いだyo!(ワハハー)
なんとか急行に乗れたので、新宿駅にはあっちゅーまに着き、大嫌いな新宿駅を集合場所の西口へ向かい歩き出す。
新宿駅って、大き過ぎるんだよね。 だから毎回迷っちゃう。
けれど今回は奇跡的に迷わず行けた(ワハハー)
涼しい地下街から地上へ出ると、暑苦しく淀んだ都会の空気が・・・・
この空気を吸うだけで寿命が縮む気がするねぇ。
地上出口から通りを渡ると、そこはショ、じゃなかった、思い出横丁。
初めて来たけど、タイムスリップ的昭和空間が残っていた。
そーいえば、ちあきなおみが現役最後の方でリリースした 『あかとんぼ』。
あの歌の舞台はきっと新宿駅西口界隈なんだろうなぁ・・・
なぁんてノスタルジックな思いにふけりながら、思い出横丁の奥深くディープゾーンへ入って行くと・・・・
本日の目的地 『カブト』 に到着。
いやぁ~、ゴチャゴチャした昭和風味満点の思い出横丁の中にあっても、紫煙に煙る渋い店構え、群を抜いて貫禄漂う素晴らしい眺めですな♪
ここでキムさんとまこちゃんに落ち合い、ご入店。
丁度空いていたカウンター席に落ち着き、まずは瓶ビールで乾杯~♪
お通しは浅漬け。
お店のニーサンに 『皆さん一通りでよろしいですね』 と言われ、ハイ♪
電球の傘はハンス・ルドルフ・ギーガーを連想させますな!
一通りというのは五種類七本の串を順に焼いてもらうメニューで、〆て1,540円!(驚)
殆どのお客さんがこれをオーダーする(らしいよ)
ちなみにえり焼きはカマのところかな。
顎の骨が少し歯に触るけど、脂が乗っててマイウ♪
おぼっちゃま育ちのキムさんはまだ口がお子ちゃまらしく、小骨が苦手なんですと(ワハハー)
これもバッチリ脂が乗って、シャスデリ! ビールがスコスコススムくん♪
この時点で未だ二品目のひれ焼きに辿り着いてない(ワハハー)
肝焼きはね、普通のお店の肝焼きよりも、少し余計な部位までからげてある感じで、これがまたウマイんだわ♪
やっぱしうなぎってウマイよね♪
ゴイス~♪
右の醤油差しに入ってるのは梅エキスね。
ちなみにキムさんも同じの行ったけど、梅エキスをラー油だと思った(らしいよ)
うなぎ専門店にラー油はネェっしょ(ワハハー)
もうね、これは至高のうまさデス♪
魚のレバーと言えばカワハギなんかがメジャーだけど、新鮮であれば殆どの魚のレバーは食えるんだよね。
足の早い鯖のレバーだって、新鮮なら美味しく頂ける。
うなぎのレバーは小さいから、ひとつずつ拾って串を打つのは大変だ。
一般に肝といえばレバーを指すけど、ここカブトで言うところの肝は食道~胃その他の消化管の事なんだね。
で、レバーだけを数匹分串に刺して贅沢にいただくのがレバ焼きってわけ。
まこちゃんは満を持して冷や酒を合わせて来ましたねー。
僕は出発直前に飲んじゃったビールのせいで、残念あんまし進みません(ワハハー)
大将の説明によれば、頭の部分を開いて焼くのがえり焼きで、開かずマルのまんま焼くのがマル。
一般には兜と呼ばれるので、ここの屋号の由来なのかも。
えり焼きよりもワイルドなので、おこちゃまには無理っすね♪(ワハハー)
つーことで、新宿西口思い出横丁はカブト、素敵なお店の風情と、いたって気さくな大将とのおしゃべりとで、美味しいうなぎを一段と美味しく堪能さしてもらいました。
立石の呑んべ横町もそうだけど、こういった横町は文化財として残して欲しいねぇ。
また来るゼ!
続く
sus304hl
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