砂号平成大改修　　その3 : ブログきのこ三十郎

2009年に一応の完成を見ていたフレーム修正機。

砂号のエンジンフルOH のついでに、フレームの修正に挑んだ。

てゆーのは、ウチの砂号、手放し運転すると、あからさまに進路が左へ曲がって行ってしまうのね。
聞くところによるとCBナナハンのエンジンは左側が重く、車体トータルでも左右均等に重量バランスはしていない（らしいよ）
なので多少なりとも左へ行きたがる傾向はあるらしい。

完全健康体な個体に乗った事が無いので何とも言えないけど、道路断面がカマボコ型をしているんだから、当然どんな車両も少しは左へ行きたがるはずなんだけどね。
砂号の場合、反対車線を走っても左へ行きたがるぐらいに頑固（ワハハー）

それに加え、あからさまに左右のコーナリングに違いが見られるので、フレーム曲がりを疑ってるわけね。

まずは元カレじゃなかった、元CB400FOURオーナーズクラブ会員のナナハン乗り、栃木のすーさんのフレームを計測。

ネック上側が向かって右側にチョッチュル振れてる。

下側は10ミリ程反対側に振れてますな。

分かり難いけどレーザーで照らしてもズレてます。

スプリングバックを勘定に入れながら、チョッチュル杉山ぐらいに引っ張って････
この辺の塩梅ェは普段の本業の勘が生きますな♪

サイドから眺めるとこんな感じ。

てな作業でバッチシセンターが出ました♪

でこのフレームの前後方向の方向のアライメントを記録します。
左右方向の振れはセンターに戻せば済むんですが、前後方向の歪みは新車のジオメトリーを知らない僕にとっては未知の位置決めになりますからね。

で、次に砂号を乗っけます。

画像ではチョッチュルずれている様にも見えますが、実際は合ってます。

下側はモノの見事にバッチグーです（驚）

この後前後方向のアライメントもチェックしましたが、すーさんのフレームとピッタシ同寸でした。
これにより、それぞれのフレームの前後方向の曲がりは無い物と判断しました。
更にスイングアームなんかも念入りに計測しましたが、どこも曲がってませんでした。
40年以上前のフレームが曲がってないつーのは奇跡かも？（ワハハー）

しかし、曲がっててくれれば修正する事で直進性を取り戻す事が出来る筈だったんですがねぇ････
フレームが曲がってないとなると、厄介だなぁ････
フォークもステムも曲がってないのは確認済みなので、あとはタイヤの相性ぐらいしか思い当たらんなー････
あぅ････

ホンダのフラッグシップCB750が、手放しでぐんぐん左へ行ってしまうなんて、まさかこれが本来の性能だなんてことは無いと思いたい。
どなたかこの辺の事に詳しい方のお話しを聞いてみたいもんです････

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