先日のツーリングにてキャブレターのオーバーフローに見舞われた砂号。
応急処置のまんまでは油面レベルが心配なので、本格的に治す事に。



750nipple1
前段取りとしてタンクを外そうと、フューエルチューブを引っ張ったら、コック側のニップルごと抜けちゃった!
通常は一旦コックをONにして少量の燃料を落とした上でコックをOFFに戻す。
然る後に少しだけホースをコキ上げて、燃料をホースとニップルの間に染み込ませる事で、ホースの抜き差しを容易にするんだが、この時に限ってそのまんま引っ張ったらデレスケ発症。
51年物のヴィンテージは優しく扱わねばね♪




750nipple2
ふぅ~、過去にCB500Fスポカブ号でもやらかしたなぁ・・・・
テーパー丸棒を挿してガツンと一撃し、ニップル外径5.9ミリを6.0ミリに太らせる。
然る後にニップルをコックに叩き込み、修理完了。




750carb10
問題の3番ボディのパッキンはやはりハミ出して、フロートに擦ってた。
応急処置はフロートを両側から圧迫し、幅を狭めてパッキンとのクリアランスを確保したわけだ。
しかしはみ出したパッキンは早晩燃料漏れを起こすに違いない。



750carb11
なんなら2番ボディも同様にはみ出してた。
今年の4月に同様なデレスケがあり、通算3度目。



750carb12
接合面とパッキンをクリンナップしてから、ニトリル系コニシボンドG103にてパッキンを接着。
半乾燥でフロートカップを一旦閉じ、暫く後に再度カップを開けてパッキンに異常が無い事を確認し、再びカップを閉じた。

キャブassyを車体に搭載し、丸3日間ボンドを硬化させてから燃料を通し、キャブの同調をやり直す。
その際、燃料コックが完全に閉じてる事を確認しないと、万が一少しづつでも燃料が落ちて行ってしまうと、フロートチャンバーに溜った燃料がボンドの硬化を妨げる事になる。


つーことで、いつでもツーリングに行けるぜ!!