お彼岸からずーっと生暖かい陽気が続いていたが、今朝はやっと10℃を割り込んで、秋らしい寒い朝になったね。
寒くなると、朝布団から出るのが大変だ♪

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春の323秋ヶ瀬ミーティング前にオイル漏れを手当てし、こりゃーイケルと踏んで富山県までキャンプツーリングに出掛けたらオイル漏れが再発し、見た感じ色々と問題が出そうなCBエンジンなので、とりあえず本腰入れてOHするため、CBエンジンを下ろして再びBENENDA号となった。

こないだのクラブ323秩父ミーティングには別段問題無く参加できたと思いきや、帰り道で充電されてない事が発覚・・・・





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とりあえずバッテリー端子間電圧がエンジン回転に対して無反応なので、生交流線カプラの電圧をあたると、0ボルト。




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ACGの生交流端子間の電圧も0ボルト。





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ブラシとスリーッパー面のコンディションは良好で・・・・



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ACGの生交流端子間の抵抗値をあたると、三本線どの組み合わせでも0.4Ωほど。
これならステータコイルは暫定無罪だな。




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レギュレータからの励磁線端子間抵抗値は∞Ω・・・・あれ?



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励磁電力を受け取るブラシスリッパー面の抵抗値も∞Ω・・・・こりゃーローターに巻かれてるフィールドコイル断線確定だ。



つーことで、ローターを外しに掛かるんだが、一般的な国産車とは少々構造が違い、頭をひねる事に・・・・

ベネリはマイナーメーカーなので、同じBOSCHのACGを搭載しているグッチやBMWでもってnet検索。



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で、ローター外し専用工具の画像をゲッチュ出来たので、端材を使って自作。
ちなみに画像上が正規品で、下が自作パチモン品♪(ひっついてるのはスレッドコンパウンドっす)



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M8ボルトでローターを押し出す事には少々ビビリが入ったが、割と呆気なくパキンッ!と外れてくれた。♪(良かった)



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見慣れたホンダのローターよりも随分と小振りなローターでフライホイールマスは極小。
ホンダはフィールドコイルとローターが別体式だが、このBOSCH製はローター内側にフィールドコイルが巻かれたコンパクト設計。
ちなみにローターに見られるクレーターはダイナミックバランスの痕跡なのかヒョトシテ?

ホンダの別体方式は少々嵩張るが、コイル自身は回転しないのでレイヤショートや断線は起こりにくい構造。
対してBOSCHはコイル自身も回転するので遠心力などが加わり、レイヤショートや断線のリスクが大きいね。
グッチやBMWといった中低速エンジンなら無問題?(でもないか)なんだろうが、一万回転回ってしまう高回転エンジンに使うには少々カッタルイ感は否めない。
(てゆーか、現代では励磁電流/フィールドコイルが要らない=トラブルフリーの永久磁石を用いたスタイルが当たり前、なんだな。)

ヨーロッパ方面ではこのタイプのサードパーティ製ローターsaayが売ってはいるんだが、信頼性がアレなので躊躇・・・・
都内の巻き線屋さんにフィールドコイルを巻き直してもらう事に。


コイル巻き直し納期が1.5~2ヵ月との事なので、CB500FOUR/BENENDA号は今シーズン復帰絶望となりました。
冬の間にオリジナルCBエンジンのOHが出来上がるのが先か、コイル巻き直しが出来上がるのが先か・・・・