2013年12月

                        山歩きの事とかいろいろです。

第四回 鯊釣り

 
 
金曜日の関東地方は南寄りの強風が吹き荒れる一日だった。
土曜日も風が吹くようだと困るなぁなんて心配したが、前日とは打って変わり、風は収まった。
 
 
□ □
 
 
12月14日(土)いつもの様にまこちゃんと連れだって、未明に出発。
 
 
 
 
 
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中潮下げ五分より開始。
 
 
 
 
 
 
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タイドグラフのデータでは干潮時の潮位はあまり下がらぬ感じに見てとれるが、現地では極普通に下げていた。
ほぼ無風のベタ凪ぎ塩梅ェ。
 
 
 
 
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開始早々釣れ出し・・・・
 
 
 
 
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喉と腹鰭が黒く染まり、尻鰭には黄色い帯に黒い縁取りが入る婚姻色を呈した個体が日を追うごとに多くなる。
10センチに満たないチビも釣れてきたが、皆リリース。
 
 
 
 
 
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いつもの様にプキッといっぷく。
 
 
 
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その後もコンスタントに釣れ続け、途中二度程大物も掛けたんだが、残念お手玉ファンブルで逃げられた。
 
 
 
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本日の釣果は21匹。 まこちゃんは15匹ぐらいかな?
お手玉で逃がしたヤツ、大きかったなぁ・・・
 
 
 
 
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持って帰った二人分の獲物を捌いて炙ったら寒風干し開始。
前回作った分と合わせれば、雑煮のダシと甘露煮、両方できるな♪
 

鯊の穴釣り

 
 
2011年冬から始めた鯊の穴釣り。
初年度からその面白さにハマったね。
 
 
 
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最初は手長蝦釣りで使ってたグラス製振り出し竿で釣ってたんだけど、穴釣りに付き物の根掛かりによる高切れに閉口し、すぐに道糸を繰り出せるリール竿にシフトした。
ちゃんとした手バネ竿を調達できるまでの間、一時しのぎに携帯用のオモチャみたいなペン型ロッドにお粗末な超小型両軸リールを使ったんだが、いかんせんバッタモンの悲しさ、故障の連続ですぐにお蔵入りと相成った。
 
 
 
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で、これが現在使ってる昔ながらの伝統和竿、その中でも手バネ中通し竿と呼ばれるヤツ。
遠い昔に今井の花形釣具店で、500円程で買い求めた布袋竹の延べ竿の感触を懐かしむ思いもあり、布袋竹製をチョイス。
 
バランス的に握りが太めなのが少しだけ気に入らないので、そのうちモディファイしようかな。
 
 
 
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中通し構造によりガイド絡みフリーで、高切れの際は手バネ糸巻きが重宝する。
そして強くしなやかな布袋竹の調子が鯊の引きを楽しむに最適なんだな。
これが雌竹だったりすると、すぐに折れちゃったり、さりとて強度を出すとしならない竿になっちゃうからね。
 
布袋竹つーのは誠に以て鯊釣りに適した素材なんだな。
但し竹製の和竿は扱いを優しくしないといけないから、そこが大変。
根掛かりを外そうと景気良く煽ったりするのはご法度で、グラスに比べて呆気なく折れるからね。
しかしその点さえ気を付ければ、抜群の調子と軽さで、釣り味は素晴らしいものがある。
同じ鯊を釣るんでも、和竿で釣れば楽しさは数段上だ。
 
 
 
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根掛かりの多さに閉口する穴釣りだけど、大事な和竿を守る意味でこさえたのが根掛かり外し。
もう10年以上前に千葉の山から採ってきた布袋竹でこさえた。
素人作業ながら、ちゃんと火入れして油抜きも施してあるのでね、干しただけの竹よりも軽く張りも出た。
 
 
 
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先っぽはステンレスの溶接棒を曲げてこさえたんだけどね、いい塩梅ェだ。
コイツを使えばナイーヴな和竿を無用に煽る事無く、スマートに根掛かりを外せるからね、お陰で寒風の中、切れた仕掛けをイライラしながら結び直す場面は激減。
お陰で釣り全体がスマートになり、釣りをしている時間(仕掛けを小突いてる時間)が長くなり、好釣果につながる良い連鎖ってわけだ。
 
 
 
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でもってこれは餌箱と小物箱を合体したヤツ。
最初はポケットの中に小物箱を忍ばせて使ってたんだけど、今一つスマートさに欠けるので、こうなった。
 
 
 
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小物箱の蓋は半開き可能なスライド式になっており、中身が風で飛んでしまわぬ様工夫してある。
内部にはマグネットを仕込んであるから、更に風に強い。
 
 
 
 
入口は狭いけど奥は大広間になってる様な、ここぞという穴にね、昔の鯊釣りでは考えられん程垂らしを長くした青イソメを付けた仕掛けを落とし込み、小刻みに小突いて誘う。
すると『コツコツっ』とか『ググゥ~』とか、いろんなアタリが出るね。
あぁ、これはダボアタリだなとか、カニのアタリだからすぐに見切ってとかね。
餌の垂らしが長い分、電光石火の即合わせでは針掛かりしない事が多いからね、道糸を張りつつ穴の奥へ潜られぬ様駆け引きなんかしてね。
お手軽シンプルな釣りだけど、なかなかどうして、ハマっちゃうねぇ♪
 
 

海苔

 
 
 
先日の鯊釣りでのもう一つの獲物。 それはアオサ。
前回収穫http://blogs.yahoo.co.jp/sus305hl/32216301.htmlした時にはゴロタ石に、5センチ程に成長した芽出しがびっしりと生えてた。
この様子は始めて見る光景だったので、海苔には違いないんだが、その場で種を同定するには至らんかった。
色々と調べるうちに、アオサの若い芽だっつーことが判明。
 早速海苔の佃煮にして食ったんだが、これが望外に上手に出来上がり、バリウマ♪
少しだけどこたな木亭主にお裾分けなんかしてね、喜んでもらえた。
 
その次に釣行した時にはあれ程旺盛に生えていた海苔が、鴨や鯊達に食い尽されており、まったく収穫できなかったんだな。
ぁあ、あの美味しい海苔も来シーズンまでお預けかと観念したyo
 
で、先週の土曜日、まこちゃんが発見したね!
本人曰く 『ワカメが沢山生えてる!』 つーことだが、それは考えにくく、小さな期待を胸に釣り場を歩いて行くと、案の定それは大きく成長した、僕の知る典型的なアオサだった♪
もうね、食い渋りの時間を利用して、せっせと収穫したね。
収量はコンビニ袋にギュウギュウ詰め一つ。
 
持ち帰った海苔と鯊を始末するのに、三時間半かかったyo
かかった時間の殆どは海苔のゴミ取りに費やす事になった。
普段からきのこ採り等でこういう物のゴミ取りの大変さを嫌という程思い知ってる僕は、一旦海苔を波間に浮かべ、他の海藻類やゴミを洗う様にして海苔だけを一枚づつ丁寧に収穫したんだけどね。
まこちゃんが大雑把にかっぱいて取ったヤツはゴミがどっさり含まれており、始末に難儀することになった訳だ(ワハハー)
膝を腫らし、腰まで痛くしながら洗い上げたアオサ海苔は25cm×25cmの大鍋二つ分になった。
 
 
 
 
 
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これを醤油・みりん・砂糖・にんべんのタレ・水飴とで煮詰め、江戸前海苔の佃煮一丁上がり。
あれ程どっさり嵩張っていた海苔はこのタッパ二つに入ってしまった。
 
 
 
 
 
 
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海苔つーのは、きのこ以上に良く縮むねぇ(ワハハー)
そーいえば、春に採るセリなんかも、洗っても洗っても小さなゴミがなかなか取れず、出来上がったお浸しの量たるやホンのひと握りなんだな。
ま、甘しょっぱい佃煮だから、そんなに量を食うもんでもないからね、保存も利く事だし、常備菜として長く楽しむとしよう♪
 
 
※その後調べてみたんだが、僕がアオサと思ってるものにはいくつかの近縁種があることが分かって来た。
アオサ・アナアオサ・ヒトエグサ・ウスバアオノリなどで、これらが混生する事も珍しくない(らしいよ)
実際最初に採った芽出しと今回採った成長した個体は実は違うものかも知れないし、今回採取している時に少しばかり様子の違うものも散見された。
ま、どれもウマいからいーんだけどね!
 
 
 
 

鯊の焼き干し

 
 
師走に突入したけど、さほど寒さを感じないねぇ。
 
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コイツはウチのサルナシ。
過去にはこんなに生ったhttp://blogs.yahoo.co.jp/sus305hl/29575603.html年もあったけど、今年は雄花が咲かなかったので、自家受粉で数個結実しただけ。
最後の一個が完熟を通り越して皺皺に。
これ、甘いんだよね。
 
 
□ □
 
 
先日の第四回鯊釣りの釣果を焼き干しにしたyo
本当なら18センチ以上の大物で作りたかったんだけど、如何せん今年の鯊は小せぇ。
例年に比べ今年は青潮の発生回数が少なかったり、その規模が小さかったらしく、いつもなら大量に淘汰されてしまう鯊達が運良く生き残っちゃったんだな。
 
勿論他の魚やカニなんかも生き残っちゃう訳で、餌の需給バランスの関係で大きくなれない(らしいよ)
19センチと15センチの鯊じゃあ身の付き具合が倍は違うからね、食い応えに響くんだな。
 
鯊の焼き干しといえば江戸前雑煮のダシに欠かせない(らしいよ)
なんて書いてる僕は未だ試した事が無いんだけどね。
いつかは食ってみたいなぁと思いながら数十年が過ぎ・・・・
ついにその時がやってきた。
 
 
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ウロコとワタを丁寧に取り除き、背骨の所の黒いのも爪でしごいて水気を切ったら焼き網の遠火で軽く焼き枯らし気味にし、二昼夜寒風にさらして出来上がり。
雑煮のダシを取るんなら煮干しサイズでも充分じゃんて思うでしょ、ところがねー、鯊の焼き干しの利用法にはその2が存在する。
 
それは鯊の甘露煮なんだな。
一度焼き干しにしてからこさえる甘露煮はひと味違う(らしいよ)
正月は雑煮と甘露煮で一杯やるんだ♪
 
 

西安刀削麺館 @東十条

 
 
先日、秘宝館館主からの一報で、暫く休業していたらしい東十条の名店 『とん八』 が営業再開したとの情報を得た。
土曜日の鯊釣りの後、ランチはとん八で決まりってんで、釣りを1130で早仕舞いして向かったyo
 
 
 
 
 
 

まこちゃん駆るポルポルを飛ばし、ランチタイムぎりぎり滑り込みセーフで到着すると・・・・
 
 
 
 
 
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ガックシお休みショボ~ン・・・・
 
せっかく東十条まで来たんだし、もう頭の中はご当地グルメからし焼きモードになっちゃってるのでね、もう一軒からし焼きのお店があった事を思い出し、グーグルサーチして向かいます。
 
 
 
グーグルマップを頼りにテクテク歩き、辿り着いてみると・・・・
 
 
 
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本日休業・・・・
あぅ・・・・
 
 
 
 
 
 
 
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仕方が無いのでそこいら辺でラーメンでも食いますかってんで、まこちゃんがみっけたこのお店へご入店。
 
 
 
 
 
 
 
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僕は帰りは電車でGo!なのでね、生ビール&餃子。
大ぶりな餃子、中身がぎゅうぎゅうに詰まっててマイウ♪
 
 
 
 
 
 
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まこちゃんは酢辣刀削麺。
 
 
 
 
 
 
 
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壁に貼ってあるこんなもんみっけちゃったらね・・・・
頼むわなー♪(ワハハー)
 
 
 
 
 

ザーサイ付きがナイス♪
ザーサイって、生の姿を知らないけど、ウマイよねー。
 
だけど、東十条ハイボール、中身は普通に角だって、まこちゃんが言ってた(ワハハー)
 
 
 
 
 
 
 
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で、メインの
麻辣刀削麺に突入!
頭の中が今もってからし焼きモードになってるのでね、やっぱし辛いヤツになるんだな(ワハハー)
これはねー、焼肉東海のテグタンを彷彿とさせるコクのある辛いスープに粗挽き肉がどっさり入って幸福感満点ウマウマ♪
トッピングのパクチー(あ、中華だからシャンツァイか)が効いて、風味抜群っす!
皆さん東十条でとん八にフラレたら、是非 『西安刀削麺館』 の麻辣刀削麺を強くお勧めするのだ♪
 
 
 
満腹ごちそう様でまこちゃんとお別れし、せっかくだから昼酒でもと思いながらチョッチュル遠回りしつつ駅へ向かうんだけど、魅力的なお店はことごとく準備中なんでありました。
 
 
 
 
 
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駅入口すぐのここね、特製印度カレーの文字が寄ってけ光線をビンビンに照射してますねー(ワハハー)
以前から一度入ってみたいと思ってるんだけど、生憎麺で満腹。
今日のところは大人しく帰るとしましょう。
 
 

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